アルファリノレン酸 「畑のDHA、EPA」ともいわれる必須脂肪酸…
「畑のDHA、EPA」ともいわれる、アルファリノレン酸。私たちのからだに絶対欠かせず、体の中では作れない、食品からとらなければならない必須脂肪酸“アルファリノレン酸”をご紹介いたします。
老化を防ぎ、細胞膜の材料になる必須脂肪酸
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■ 亜鉛は不足しがちなミネラル
現代日本人は、未精製のでんぷん質(玄米や全粒粉)や新鮮な野菜・海藻類を食べることが少なく、加工食品(熱処理した食品、添加物の入った食品、スナック菓子、清涼飲料水など)を多く食べるため、3大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)はほぼ十分に摂取している一方で、ミネラルやビタミンは不足しがちであると言われています。ミネラルの1つ「亜鉛」を考えてみますと、成人の場合1日あたりの推奨摂取量は15mgとされますが、日本人の成人男子の平均摂取量は9.1mg、女子は7.3mgとかなり低いのです。 特に注意が必要なのは、女性(美肌・つやのある髪)、乳幼児期(食欲不振・発育不良を招きやすい)、思春期(性の発達が遅れる)、老年期(ボケ・前立腺肥大防止)、中年期(精力維持)、妊娠前(不妊防止)、妊娠期(流産・奇形発生防止)、ピル使用時(血液中の銅が高く、亜鉛が低くなる結果、イライラや鬱状態を招くリスクが高くなる)です。その他、ストレスを強く受けている人、病中病後、激しいスポーツをする人、アルコールをよく飲む人などが、より亜鉛の必要量が増加します。汗1リットル中には、1.15mgの亜鉛が含まれており、ひどく汗をかくと4mg以上が1日に失われることもあるほどです。また、膵液(すいえき)1リットル中には1mg以上の亜鉛が含まれるので、長期の下痢が続くと亜鉛欠乏の原因となります。さらに男性の場合は、1回の射精で約1mgの亜鉛を失います。女性の場合は、月経中に0.4mg〜0.5mgの亜鉛が血液とともに失われます。
■ アルファリノレン酸とは?
アルファリノレン酸とは人間が生きていく上で欠かせない必須脂肪酸であり、生活習慣病または成人病(ガン、動脈硬化、脳こそくなど)、視力障害、アレルギー などの病気にも有効なことが最近明らかになってきた脂肪酸のことです。アルファリノレン酸を含むものの中には「亜麻仁油」や「チアシード」・「カシス」などがあります。カシスとは落葉性の灌木でユーラシア大陸に広く分布しています。 このカシスが注目を浴び話題となったのは、ポリフェノールが豊富に含まれるほか種子に「ガンマリノレン酸」が多く含まれていることでした。また、ガンマリノレン酸と同じ仲間の「アルファリノレン酸」は、もう一つの「美容と生活習慣対策」成分でもあり、体内でEPA・DHAに形を変、アレルギーの原因と戦う作用があり、お肌のトラブル対策やアレルギー対策におすすめの成分です。このガンマリノレン酸とアルファリノレン酸の主な効果としは、女性ホルモンの分泌改善をはじめ、アトピー性皮膚炎の改善・月経前の不快感の緩和・高血圧の予防や改善・肌老化の抑制などがあります。さらに、多くの生活習慣病を招く脂肪たっぷりの食事を続けている方も、コレステロールなどの健康改善にガンマリノレン酸とアルファリノレン酸コンビでのご摂取がおすすめです。
■ アルファリノレン酸の効果
アルファリノレン酸はn−3系列の高度不飽和脂肪酸で、n−6系列のリノール酸と同様に人間の体内で合成することができず、食品から摂取しな〈てはならない必須脂肪酸(不可欠脂肪酸)です。しそ、えごまななど緑の濃い野菜に多く含まれます。体内に取り入れられると、EPA、DHAへと代謝されるため、アルファリノレン酸をとることで、EPA、DHAのもつ機能も期待できるわけです。
- がんの発生を抑制
ラットに2種の強い発がん物質を投与し、3群に分けて大腸がんの発生状況を比較した実験で、アルファリノレン酸の多いしそ油を摂取させた群のがん発生率は 18%でした。リノール酸の多いサフラワー(紅花)油摂取群は47%、中間の大豆油摂取群では41%と、しそ油にくらべてはるかに高率で、アルファリノレン酸には大腸がん抑制作用があることを示しています。また、乳がんの発生率はほかの群の約3分の2、肺がんは約半数と、いずれも転移の割合ははるかに低い数字でした。 - 脳・神経系のはたらきに関与
アルファリノレン酸の重要性が認識されるようになったのは、1980年ごろのことです。
欠乏した場合に神経系の異常があらわれることがわかりました。ラットによる実験ではアルファリノレン酸が学習能力を向上させるという結果が確認され、これは脳に高濃度に存在するDHAの脳細胞を活性化させる作用によるとみられています。このほか、アルファリノレン酸には高血圧を予防する効果があることも証明されています。 - 研究が進むα−リノレン酸の効用
アルファリノレン酸などのn−3系列の油には、ほかにも人体に有効な作用がいろいろあることが報告されています。たとえば、抑うつ症などの精神症状の原因は、 n−3系列の脂肪酸の欠乏だとする説があります。n−3系列の脂肪酸はからだに不可欠なプロスタグランジンの原料となるばかりでなく、B群のビタミン類や補酵素類がからだの機能をコントロールする物質をつくるのを助け、神経細胞、脳細胞にエネルギーと栄養を補給するためというのがその理由です。また、リウマチ性関節炎、アルコールの過剰摂取による肝臓障害やアルコール依存症にも効果が認められています。
■ アルファリノレン酸が豊富な食品
サラダ油・ゆで大豆・くるみ・なたね油・大豆油・ごま油・コーン油・オリーブ油

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