私たち体にとってなくてはならないタンパク質の成分、アミノ酸
人が食事で食べたものを消化したり、呼吸などができるのも、もとをただせばすべてアミノ酸のおかげです。 人間の生命活動を支える、非常に重要な物質が「アミノ酸」です。
引き締まったナイスボディに激変!!
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■ アミノ酸とは?
自然界には数百のアミノ酸が存在していますが、タンパク質の構成成分となるのはわずか20種類だけです(グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、リジン、アルギニン、システイン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、プロリン)。 アミノ酸は体内においてそれぞれ特徴的な重要な働きをするほか、アミノ酸自身が必要に応じてエネルギー源になる場合もあります。しかし、特定のア ミノ酸を取りすぎると、免疫力の低下や体重減少、肝機能障害などを招くといわれています。 アミノ酸のうち体内で必要量を合成することの出来ない9種類(成人は8種類)は必須アミノ酸(イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン)と呼ばれ食事から取る必要があります。食品中に必須アミノ酸が1つでも不足していると、タンパク質としての栄養的価値が下がります。最近の研究により、たんぱく質の形ではなく、アミノ酸として摂取することで、アミノ酸のもつ薬効を効率的に得られることが明らかとなりました。アミノ酸の種類により効果が違うので目的により選択します。
| 必 須 ア ミ ノ 酸 |
バリン | 3つのアミノ酸を総称して分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼びます。筋肉組織で代謝され、筋肉のエネルギー源となるアミノ酸です。筋疲労の回復に効果的です。 |
| ロイシン | ||
| イソロイシン | ||
| スレオニン | 筋緊張昂進の抑制作用、胃炎改善作用があります。 | |
| トリプトファン | 鎮痛作用があり、睡眠導入作用があります。神経伝達物質セロトニンの原料になります。 | |
| ヒスチジン | 脂肪細胞からの脂肪の分解を促進し、集中力・記憶力を高める作用が知られています | |
| フェルニルアラニン | 神経伝達物質のノルアドレナリンとドーパミンを合成する材料として使われます。 | |
| メチオニン | 脂肪燃焼に関わるカルニチンの生合成原料であり、コレステロール分解を促進するタウリンとなります。 | |
| リジン | 飼料添加物として広く用いられています。 | |
| アスパラギン | アスパラギン酸とともに、TCA回路(エネルギー生産の場)の近くに位置するアミノ酸です。 | |
| アスパラギン酸 | 窒素代謝・エネルギー生産のバランスを取る物質で、持久力増強作用が知られています。また、脳の神経伝達物質の一つです。 | |
| アルギニン | 血流改善、免疫賦活、成長ホルモンの分泌を介する筋肉増強、生活習慣病のリスクを下げるなどの効果が期待できます。 | |
| アラニン | グリコーゲンの分解を促進するグルカゴンというホルモンを分泌する作用が知られています。 | |
| グリシン | 肝障害や関節炎などを抑制する抗炎症作用、ならびにエタノール代謝の促進が知られています。また肌のコラーゲン中に多く含まれるアミノ酸です。 | |
| グルタミン | 筋肉内に豊富に存在するアミノ酸の一つで、筋肉におけるアミノ酸組成の30-50%以上がグルタミンです。免疫増強効果があり、胃腸を保護します。 | |
| グルタミン酸 | 脳の神経伝達物質の一つで、グルタチオンやγ-酪酸(GABA)の原料になります。 | |
| システイン | 爪や髪の毛のたんぱく質、ケラチンに多く含まれるアミノ酸で、シスチンとなってたんぱく質の構造を安定にします。また抗酸化作用を持つことで知られています。 | |
| セリン | 細胞膜の構成成分であるホスファチジルセリンの原料として重要なアミノ酸です。 | |
| チロシン | ストレス軽減作用があり、神経伝達物質のアドレナリンの原料、皮膚のメラニンの原料になります。 | |
| プロリン | エネルギー源として利用されやすいアミノ酸で、皮膚などを構成する「コラーゲン」の主要成分です。 |
■ アミノ酸の働き
アミノ酸は疲労回復をはじめ、病気の予防やスポーツ能力の向上、美容、ダイエットなど広範囲に及びます。アミノ酸は必要量だけを吸収すると尿として 排泄してしまうのでとても安心。上手な活用法をマスターし、健康と美容の維持・向上に役立ててください。
| アルギニン | 老化を抑える成長ホルモンの分泌を促進 免疫力のアップ 筋肉の代謝と組織を再生 ダイエット効果(脂肪の燃焼を即す) 動脈硬化を予防 糖尿病の予防(インスリンの分泌を促進) ガン予防 肌の再生 |
| グルタミン | 老化を抑える成長ホルモンの分泌を促進 筋肉の維持 疲労の回復を早める ケガの回復を早める 胃荒れを防ぐ |
| プロリン | 肌の再生 |
| シスチン | シミの予防 |
| チロシン | 集中力を高める(ドーパミンとなって脳を覚醒させる) |
| アラニン | 糖尿病の予防(インスリンの分泌を促進) |
| リジン | アルギニンと連動して成長ホルモンの分泌を促進 体内のブドウ糖の代謝を促進 肝機能の改善 女性の受胎能力の循環を調整 カルシウム吸収の促進 |
| メチオニン | 脂肪肝の予防 肝臓の解毒作用 |
| フェニルアラニン | 記憶力の維持 |
| ヒスチジン | 副交感神経の鎮静作用 |
| トリプトファン | 脳を活性化 |
■ アミノ酸とダイエット効果?
最近テレビ番組などがアミノ酸の一部に脂肪燃焼効果があると宣伝していますが本当でしょうか?それはアミノ酸の基本的な機能(体を作る機能)とは別のもう一つの機能で、確かにそのような機能もこれまでの基礎研究の結果からあるであろうことは理解できますが、メインの機能ではありませんし、実際には皆さんがイメージしているような直接的なダイエット効果は期待できません。理由は二つあり、一つはアミノ酸の量の問題。そしてもう一つは皆さん自身がアミノ酸のダイエット効果に対して誤解をしている(させられている)という問題があるからです。
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