最高においしい酸味…クエン酸
クエン酸とはどんなものか、ご存知ない方もおられると思いますが、日常食べる梅干し(1個約0.35g のクエン酸)やレモン(1個に約1.5〜4gのクエン酸)に含まれている酸味のもとで、クエン酸は最高においしい酸味だといわれます。クエン酸は、食品のかくし味や私たちの健康に役立つ重要な食品の一つとされています。
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■ クエン酸とは?
クエン酸は人の体内にも存在する有機酸の一種で、重要な成分です。摂取した食べ物のエネルギーを活動の為のエネルギーに変えるには、食べ物を消化吸収し、複雑な化学反応を経る必要があります。クエン酸はその化学反応の最終段階でブドウ糖を無駄なくエネルギーに転換するために必要な成分なのです。クエン酸はエネル ギー補給に欠かせない成分であり、疲労物質と呼ばれる乳酸を分解する働きもあることから疲労回復やスタミナ維持には欠かせない成分なのです。
またクエン酸にはカルシウムやマグネシウムなどの、吸収しにくいミネラルと結びついて吸収しやすくする働きもあり、この働きを「キレート作用」といいます。。
■ クエン酸の効能
クエン酸は胃腸の働きを促進し、食欲をすすめ、タンパク質の消化を良くします。また、クエン酸はTCAサイクルを円滑にして疲労回復や老化防止に役立つほか、血液中に乳酸がたまらないようにして、肩こりや腰痛をはじめとする、筋肉疲労や痛みの予防に働きます。そして、クエン酸には、カルシウムと結合して骨を強化する効用や、鉄の吸収を促進しながら血行をよくする働きも期待できます。 さらに、ビタミン類も含んでいるので風邪や二日酔いにも効果があります。
■ クエン酸ダイエット
不思議なことに、同じ量の食事を摂っているのにもかかわらず、太らない人と太る人がいます。この違いは基礎代謝に関係があると考えられます。生命を維持するのに必要な最小のエネルギー代謝のことを基礎代謝といいますが、一般的には寝ている状態で一定の時間に消費する熱量で表します。子供や若者などは高い基礎代謝ですが、加齢や無理のあるダイエットなどにより、だんだんと低下してきます。
基礎代謝が低下するとエネルギー消費が減り、脂肪がつきやすくなったり、疲れがとれにくいといった状態になってしまいます。反対に基礎代謝が上がれば消費エネルギーも増え、脂肪がつきにくくなり、疲労も回復しやすくなるのです。
この基礎代謝のカギを握るのがクエン酸サイクルといわれており、大きな注目を浴びています。クエン酸サイクルとはTCA回路(上の図を参照)のことで、それは動植物・微生物の呼吸において最も主要と考えられる代謝経路を指します。糖質・脂質・アミノ酸などは、この経路を経てエネルギーとなります。
人間の体にはクエン酸などを中心とする物質代謝の機能があり、たんぱく質、炭水化物、脂質が燃えてカロリーになります。これがクエン酸サイクルで、クエン酸が働き、サイクルが活発なほど脂肪や乳酸が分解され、エネルギーに変換されるのです。さらに有酸素運動などにより、充分な酸素を体内に取り込むことで、クエン酸サイクルがどんどん活発になり、脂肪や乳酸などをエネルギーとしてさらに消費するというダイエットに最適なカラダ作りができるのです。

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