葉酸 血液と関係が深く、他のビタミンB群と協力して働く…
葉酸は水溶性ビタミンでビタミンB群の一種で、他のビタミンに比べて注目度は今一つですが、増血ビタミンとも言われるほど血液に重要な役割を果たしています。
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■ 葉酸とは?
葉酸は、ビタミンB群の水溶性ビタミンで、細胞の分化に不可欠です。ほうれん草など緑の葉の中に多く含まれるためこの名前が付きました。一部は体内でも腸内細菌によってつくられるといわれています。細胞分化に不可欠ということは、細胞の分化の盛んな胎児では、特に葉酸が重要になります。
葉酸は細胞が分裂して新しく増殖する時や、赤血球が増殖する時に必要な成長に欠かせないビタミンB群の一種です。細胞の分化に欠かせない葉酸は、女性にとって受胎前後に十分量の葉酸を摂ることで、二分脊椎(にぶんせきつい)や無脳症などの神経管閉鎖障害(しんけいかんへいさしょうがい)のリスクが低減できる ことが、多くの研究から明らかになってきました。
また、葉酸は、ビタミンB12 とともに血液をつくる働きがあるため、欠乏症ではビタミンB12不足の際と同様、巨赤芽球性貧血という悪性の貧血がみられます。
■ 葉酸の効能・効果
水溶性のビタミン「葉酸」は、ビタミンB12と協力し赤血球の生成を促進しており、造血効果が高く貧血を予防しています。DNAの合成や修正を助けており、新陳代謝や成長を促しています。また、胃腸の粘膜を正常化したり、ガンの予防に役立つと言われています。葉酸が欠乏すると、赤血球が減ってしまい、頭痛、めまい、吐き気、食欲不振などの悪性貧血を起こしやすくなります。
■ 葉酸が必要な人
葉酸が通常の葉酸摂取量より必要な人として、まず妊婦があげられます。 妊娠中の女性は、葉酸の体内需要が多くなりますし、 胎児の神経細胞全般の発達成長に、特に葉酸が深く関わっている事が判っているからです。通常なら食生活で摂取できる葉酸ですが、 出産を望む女性は、理想的には妊娠前からサプリメントなどから、一定量を摂取して、受胎時には既に十分な葉酸を 補充しておくべきでしょう。葉酸を充分蓄えておくことによって、胎児に悪影響を及ぼす事を、最小限に抑えることができるのです。なお厚生労働省より以下の情報が提供されています。
神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係 る適切な情報提供の推進について
葉酸が必要なのは、妊婦さんだけでなく、酒飲みにも必要です。
含粒アミノ酸のホモシステインと言う物質の血中濃度が上昇すると心臓病のリスクが高くなるのです。ところが、葉酸にはこの「血中ホモシステイン濃度を低くするはたらき」があり、動脈硬化全般の予防に有効なのです。したがって、葉酸には飲酒によって動脈硬化を促進させない効果があります。でも、深酒をやめるほうが先かもしれませんね。
※またピルを服用中の女性は、 腸管からの葉酸の吸収が悪くなるので、やはりサプリメントなどから葉酸を摂取する事が有効でしょう。
■ 葉酸が豊富な食品
葉酸は野菜全般に多く含まれます。他にも豆類や藻類にもたくさん含まれます。肉や魚などにはあまり含まれません。
| 食品名 | μg/100g | 食品名 | μg/100g |
| モロヘイヤ | 250μg | にんにく | 120μg |
| パセリ | 220μg | ねぎ | 110μg |
| ブロッコリー | 210μg | 小松菜 | 110μg |
| ぜんまい | 210μg | のびる | 110μg |
| ほうれん草 | 210μg | おくら | 110μg |
| しゅんぎく | 190μg | かぶの葉 | 110μg |
| よもぎ | 190μg | しそ | 110μg |
| アスパラガス | 190μg | ニラ | 100μg |
| たかな | 180μg | かいわれだいこん | 96μg |
| ふきのとう | 160μg | とうもろこし | 95μg |
| クレソン | 150μg | カリフラワー | 94μg |
| 大根の葉 | 140μg | へちま | 92μg |
| わらび | 130μg | かぼちゃ | 80μg |
■ 葉酸摂取上の注意点
葉酸は水溶性のため、過剰に摂取された分はすべて排泄されるので体の組織や器官内にたまることはありません。しかし稀に皮膚にアレルギー反応が出る場合があります。

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